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“心の強い子に育てる子育て法は?”親子での“かるた遊び”も効果的なその一つである
 

 来年1月開催の日本漢字教育振興協會主催の全国漢字歌留多大会の申し込みが先日締め切られた。今般も本園からは参加が多く園児と小学生とが半々位で200名を超えた。大会は26回を数えるが、当初は本園でも参加者は少なく成績も低調であった。『かるた』を盛り上げたいと考え、3回目から3年連続で年長児全員を『俳句かるた』に、また13回目からは3年連続で年中児全員を同様に参加するよう仕向けた。勝負事だけに、保護者からは「負けた子が可哀そう」との声も寄せられ、当時の後援会役員からも非難めいた声も耳に届いた。それでも呼び掛けに素直に賛同する声も多かったので、親の同伴を断って職員だけで引率して参加した。学年全員での参加となると園内での取り組みを充実させないと追いつかないところであるが、全員にしたことで、寧ろ、年々物事が好転していくことが増えた。決勝戦に進む子や入賞者も出るようになり、園内での練習も年々熱を帯びて数多く出来るようになった。『俳句や諺』だと1時間で10回以上できるようになった。この調子ならと色々期待も膨らんだが、『百人一首かるた』は当初から難儀した。最近はTV や学校でも取り上げられて多少は身近となったが、当初はともかく敬遠された。本園では『百人一首』を年長児にあてがって20余年なるが、最初は課外教室だけで取り上げていた。やる意味や重要性について理屈では解っても、全員での取り組みでは数年躊躇した。親を説得するのに当時の私は自信がなかった。『諺』『俳句』は家庭でも気軽にできるが、『百人一首』は先生も親も大半ができないが現実。大人ができないことを子供にさせることの難しさは、保護者からも敬遠されて私立幼稚園では色々運営上も問題であった。それでも園内親子かるた大会の開催や全国大会等での表彰風景を目にすることで子供達にも変化が見られるようになった。『諺と俳句』の時に親子で十分に楽しみましょうと話し、年長では親子での年少中時代での努力の成果に期待して親には無理強いせず、園児だけで園内での取り組みを充実させるようにしてきた。途中経過で開成中学に合格した卒業生が在園の時は『園内かるた優勝者』であったと等紹介するようになると親の意識にも変化が表れてきたようだ。近年はテレビ等で本園の教育活動が取り上げられ、一昨年一月のTBSテレビ『いっぷく』コーナーでの『このままじゃ、もったいない遺産』で「百人一首かるたの効能」が取り上げられた。実践例として本園での取り組みの様子も好意的に紹介されるに至り、時代がようやく追いついてきたと感じられ小生も素直に喜んだのである。       
 さて、この数年は大会参加者も多くなり、全体として発展している様子に喜ばしくあるが、それでも「悪循環」と思えるケースもあって、やはり気になる。ことの良し悪しに「一事が万事」という言葉があるが、個人差の大きい幼少期はその傾向が強い。「かるたも苦手だと、他も苦手」となるケースが多くなり心配が残るのだ。幼少期では個人差は月齢だけでも大きく、これに家庭環境等様々な要因で差が増すようになるのだが、年少の頃であれば、「やることをやっていれば、必ず後で追いつく。焦ることはない」、私はこのように考えている。でも、脳の成長が盛んな年長の頃ともなると、やはり心配である。かるたは一学期から少しずつ枚数を増やし二学期後半にはグループかるたとなる。どのクラスも同じ回数を練習するので、差が出るのは家庭等での回数による。練習も様々な条件で勝ち負けが変化していくのが良い。ともかく回数が重なって夢中になると言霊が心に宿るところになり、どの子も心がしっかりしてくることがわかる。元来、幼少児は悪いことは直ぐに忘れる良い特性があるので、何回負けても、そこに「褒める、励ます」の言葉があれば心配はない。そこに悔しさが生じて来るようになれば、寧ろ、いい兆候であるとも言える。
 「子育ての喜びや楽しみ」は我子の成長が日々感じられる所にあるが、ご飯を食べ、体が大きくなった。親の話に反応して熱中していた。他人と過ごせた等々様々である。いつのまにか会得できることもあるが、努力の有無によるものもある。幼児の特性は「出来ることを繰り返しすることが得意」であるが、これを上手く利用することが上手な子育法とも言えるのだが‥。そこで各位にお尋ねする。家庭での「かるたの相手」は十分ですか。特に年少中のお母さんです。若し、一度も無かったとしたら、自ら「子育ての喜び」を放棄していると自覚して下さい。家庭の教育力というものは母親が我子と一緒に過ごし苦楽を共にすることから築くもの。かるたはそのものに意味もあり、母子でのかるた遊びは楽しみが広がる。十分に楽しむと、勝負に負けても良き教訓となり「子供の心も強くなり」今後の「成長の糧」となる。各位にはこのことを大切にされ、是非、この時期は毎日かるたの相手になってと願うのである。子育ては正直で嘘がない。親が頑張れば応えてくれて、大人になっても「お母さん、大好き」が確約されるのである。

 
2017年12月号
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