幼児期の脳は特に聴覚からの刺激に敏感です。この一生に一度だけの期間に、絶対音感の定着を誰にでも可能にするのがミュージックステップ(MS)です。頭声発声で柔らかく美しい歌声は、各種メディアやコンクールで高い評価を得ています。 聴力の敏感な時期である幼児にとっての音感学習は、乳幼児が母語を自然に話せるようになるのと同様に、苦労要らずの最適な学習体験です。MSでは発達段階に応じてリトミックや聴音・聴唱・聴奏から頭声発声による歌唱・コーデルや鍵盤ハーモニカ・本格的な楽器を用いた合奏まで音が気の基礎学習の全てを体験します。これらの体験を通して、幼児期がその定着の最盛期である絶対音感が自然に身に付きます。このため、音楽を楽しみ愛する心が豊かな子供に育ちます。また、音楽的感性を磨くほかにも、集団による音楽活動を通して、自主性や判断力、集中力、協調性、積極性などが身に付き、人としての資質が育ちます。更に、MSに取り組むと幼児期に働きの良い右脳が存分に刺激され、それに伴いその後の左脳の発達にも良い影響が現れます。(ゴットフリート・シュラウク博士、『サイエンス』誌掲載、1995年)脳全体の働きが大いに促されて頭の良い子に育ちます。
ピアノの音の変化に合わせ「走る・座る・横になる」を全身で表現します。リズムに合わせて走ったり、手足でリズムをとったり、 動物の真似等、ゲーム感覚で集中力を高めます。
アイマスクを装着して聞こえる単音を次々と答えていきます。「ドは膝に手を」「レは腰に手を」「ミはお腹に手を」という具合に音に合わせて体を動かします。 緊張と弛緩を繰り返し、集中力と反応力を高めていきます。
先生がピアノで弾く2小節程の短いフレーズを、リズミカルに身体反応しながら発声又は鍵盤ハーモニカで弾きます。 子供達は自然と階名唱が出来、考えるのではなく感じて反応しているといえます。
教本のテーマ課題に沿って、聴唱で歌った音階を鍵盤ハーモニカで弾いていきます。 年少児はコーデル(和音笛)も使い、音を合わせる楽しみを感じながら課題に取り組みます。 抑制する力や協調性が自然と身に付き、出来ることにより感じて解る状態が深まり、脳への刺激が強まります。