大脳生理学の進歩や先駆者の様々な教育実践により、幼児期の脳に秘められた可能性が解き明かされております。幼い時の教育が将来にわたって大きな影響を与えることが科学的にも解ってきました。
幼児期は大脳の発達が著しく、8歳までに約90%が出来上がり、おおよその人格も決定すると言われています。
こうした大切な時期に欠かせないのが「適切な環境」です。幼児期の脳は感覚脳優位の時期であり、感性を育てることが真の幼児教育であると確信しております。
本園では、「幼児期に適切な教育を与え、優れた人格を育む」ことを理念とし、長年実践して参りました。幼児期の教育は日常の生活(生活体験)から学ぶことが基本であり、幼稚園の使命は良質な生活体験の場を与えることです。その条件は3つあります。
まず、本園では「集団生活を通して、仲間と共に楽しみながら、主体的に取り組む」こと、即ち「協働」することでお子様の成長を促します。幼児は「挑戦する、真似る、競う、繰り返す」の4つが大好きです。また、幼児は人に褒められる・認められることを好みます。それ故、幼児は幼稚園という集団の中で、楽しみながら成長していくことができるのです。
2つ目は、感覚機能の刺激に適した保育設定です。前述のとおり、感覚脳優位の幼児期の脳は聴覚からの刺激に敏感であり、機械的な記憶に優れることなどが科学的に明らかにされています。本園で実施しているミュージックステップ(MS)や石井勲式国語教育法は、幼児の発達段階に最も適した知的教育内容です。また、水泳や体育に取り組むことは、五感から得た情報をもとに自分の身体を自在に操れる力を養います。
3つ目は、明確かつ高度な目標設定です。幼児教育の中には、理念は崇高であるけれども実際の教育内容や成果に乏しい例が間々あります。本園では教育内容に対応した「技能の向上」、つまり目に見える形での成果を重視します。内面の充実無くして技能の向上はありません。頭声発声の美しい歌声や白熱した漢字歌留多、毎日続けることで上達するアイデアマラソン観察画などは、日々の教育の結晶なのです。目に見える成果はお子様の自信にも繋がります。
これからの社会は、創造性豊かな人間が求められています。創造性の源は磨かれた感性です。幼児期に豊かな感性を培うことは、幼児の誰もが持つ天才的な能力を発芽させることです。発芽した感性が、考える力である知性となり、そして創造性という大輪の花を咲かせるのです。
情操豊かで心身ともにのびのびと育つ東京いずみ幼稚園の教育にご期待ください。 |