第2回 池川青空さん
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卒園生のその後の活躍を紹介する「卒業生インタビュー」企画。第2回は池川青空さん(平成24年度卒業)。グレーの制服がまぶしい池川青空さん。この4月に慶應義塾中等部に入学し、3つの部活を掛け持ちして忙しい日々を送っているようです。今回は、同じ中等部卒の小泉貴史先生が聞き手となって幼稚園時代の思い出や現在の中学校生活、将来の夢などお話を伺いました。 |
3つの部活を兼部して忙しい毎日! |
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今回はインタビューにご協力頂きありがとうございます。それにしても、まさか卒業生へのインタビューが中等部の後輩になるとは思いませんでしたよ。青空さんは、今中学1年生ですけど、部活は何に入りましたか?
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池川) |
バスケ部と英語研究会とダンス部に入っています。 |
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3つも兼部とはすごい! |
池川) |
バスケ部は元々やってみたいなと思っていて…英語研究会は中等部の展覧会(註:文化祭)を観に行った時に、アニメ『ちびまる子ちゃん』の英語吹替えをしていて、「凄いな~」と思ったからです。 |
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昔から英語研究会は展覧会に力を入れてしっかりとやっていますよね。部活は週にどれくらいありますか?
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池川) |
バスケ部は平日週3日と、土日しています。夏休みは週6日です。英語研究会は週1日。ダンス部は週3日ですが、バスケ部があるので週1日で参加しています。3年生が振付を考えて、それを展覧会で発表するのが恒例です。 |
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夏はかなり練習漬けですね。学校の勉強は大丈夫? |
池川) |
実は英語に苦労しています、英研なのに(苦笑)。私は数学が得意だと思っていましたが、周りの子がとても勉強ができるので、後れを取らないようにするのが大変です。あと、ここの学校は期末テストが終わっても、順位が貼り出されたりすることがないんです。レポートや授業態度も重視されて通知表の評価が決まります。 |
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テストの点だけではなく、総合的に評価される仕組みなのですね。そんな中等部を選んだ理由は何かあるのですか? |
池川) |
生徒と先生の関係が仲良くてこの学校に行きたいと思いました。 |
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生徒と先生の距離が近いというのはわかります。職員室に入るのも自由だし、先生も「〇〇さん」と呼ぶしね。あとは、中等部の魅力といえば、やっぱり受験もなくて自由!ってところ? |
池川) |
そうですね。でも、確かに自由なんですけど、自由をはき違えるとずっと遊ぶ様な学校で、大変な事になると思いますが…。 |
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そのとおりですね。自由には責任が伴う、というのを身を以って知る、というか…中等部は留年もありますしね。実際に入学してギャップはありましたか? |
池川) |
周りの子が本当に優秀で、びっくりしました。本当は入学して高校受験が無いので一杯遊ぼうと思っていましたが、受験を経て入ってきた子も優秀ですが、幼稚舎(註:付属小学校)からの人達もすごく優秀で、特に英語はとにかくできるので。私も勉強しなきゃなと思いました。文武両道の生徒が沢山います。 |
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幼稚舎勢、特に女の子は優秀な子が多いですからね。友達からいい刺激を受けられそうですね! |
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幼稚園の思い出 |
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それではここからは話を昔に戻して、幼稚園時代の話をしましょう。青空さんは、年少・年中の時の担任は、川東摩耶先生でした。今日は、川東先生に同席して頂いていますが、川東先生との思い出はありますか? |
池川) |
給食の時に食べられなくて、すごく怒られた事を覚えています。でも、そのお陰で好き嫌いが無くなって感謝しています(笑) |
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(一同笑い) |
川東) |
たぶん、怒ったわけでは無いと思います。青空ちゃんは完食するには時間が掛かっていましたね~。青空ちゃんに限らず、今でも子供達には食べる様に指導しています(笑) |
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川東先生、青空さんはどの様な園児だったか覚えていますか? |
川東) |
年少さんから何でもできて、身支度と身の回りの事は一人でできていました。しっかりしているし、お友達の事を気に掛けてくれて、青空ちゃんにお願いする事がよくありました。外遊びが好きでしたね。 |
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昔から体を動かす事が好きだったのですね。年長になると、谷口菜生先生(現:合田)でしたね。思い出はありますか? |
池川) |
谷口先生はとても優しい先生だったのを覚えています。勿論厳しい時もありましたが。 |
川東) |
そう言われると私がとても厳しいみたいじゃないですか~(苦笑) |
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まぁ年長さんになると、先生のお話もよく聞けるようになるし、そういう機会は減ってくるのもあると思いますよ。青空さんは、幼稚園での印象に残っている思い出は何ですか? |
池川) |
外遊びや自由遊びは好きでした。一番印象に残っているのは、年長のMS定期演奏会です。(平成24年度 年長合奏曲:軽騎兵序曲)特別パートのマリンバに選ばれたのですが、なかなか上手くできなくて…途中、マリンバを外されたことがあったんですよ。それが悔しくて頑張って練習した記憶があります。どうしても大きなマリンバを弾きたかったんです。 |
川東) |
あはは…そんなに“交代”が印象深いとは…マリンバを担当する子を決めるのは、実は最後までかなり悩むんです。マリンバは木琴より大きいので、大きくなる事によって動く幅が広がり、力の入れ具合も変わってきてしまいます。音を出すにはしっかり叩いて鳴らさないといけないので、そこら辺を練習の中で確認しながら決めていきました。でも、最後は結局青空ちゃんになったので、良かったですね(笑) |
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この時の軽騎兵はすごく上手くできた合奏でした!演奏会の話に関連すると、幼稚園ではたくさんの歌を歌ってきましたが、今でも印象に残っている曲はありますか? |
池川) |
卒業式に歌った『ふるさと』はやっぱり印象深いですよね。あとは、MS定期演奏会で歌った『鯖』です。年長のお友達が作詞作曲して、鯖だー♪鯖だー♪と歌ってすごく面白かったです。 |
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(この後、MS定期演奏会DVDを全員で観て盛り上がる) |
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課外活動などで思い出はありますか? |
池川) |
課外教室の英語と体操に入っていたのですが楽しかったです。英語は小学4年生までカルロスに教わっていました。
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カルロス先生は今でも幼稚園と課外の教室を教えてくれていますよ。カルロスの授業は楽しいよね。きっと、今英研に入って英語に興味があるのも、カルロス先生のおかげもちょっとあるかもしれませんね。 |
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小学校生活と受験について |
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次は小学校の話を伺いましょう。小学校はどこへ進学しましたか? |
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池川) |
地元の小学校です。最初は八潮市の小学校で、途中で三郷市へ引っ越しました。 |
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小学校へ上がってから、幼稚園で習った事で役に立った事はありますか? |
池川) |
絶対音感が良くて、昔よりは少し自信は無くなりましたが、今でも曲を聞いたら音符が分かります。本は幼稚園でとても好きになりました。今は通学時間に読んでいます。あとは立腰!姿勢を意識するようになりました。 |
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どれも素晴らしい“財産”ですよね。本好きということですが、小学校の頃からどんな本を読んできましたか? |
池川) |
小学校低学年の時は『かいけつゾロリ』や『ルルとララ』などのシリーズ物が好きでしたね。4年生の頃は『若女将は小学生』、高学年では一つの本で終わる物や、短編小説がたくさん入っている本が好きでした。今は辻村深月さんの本を読んでいます。後は人気の本があるとすぐ読みます。部活に入る前は一か月10冊読んでいましたが、今は3、4冊くらいです。今後は、何冊かありますが瀬尾まいこさんの本を読みたいと思っています。 |
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いやぁ順調に本好きに育っていますね。これだと中学受験でも力になったことでしょう。受験を意識し始めたのはいつから? |
池川) |
3年生の終わりの2月から入塾したので、ちょうど3年間勉強しました。楽しくて塾へ行っていたら、母から勧められて、5年生から文化祭など学校見学へ行きました。6年生になってから志望校を意識し始めました。 |
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ほぼ苦労話がないあたりがさすがですね。 |
池川) |
いえいえ、色々苦労しました。でも、漢字に対して抵抗感は無かったのも良かったと思います。他の子は書き取りなどで初めて出合った漢字を覚えるのにとても苦労するけど、いずみの子達は漢字絵本などで漢字の文章が普通だから、駅のホームなどで知っている字を読んだりしていました。通っていた塾にもいずみ出身の子が結構いました。他の子達も、女子学院や青山学院、学習院、明大明治などに進学したそうです |
将来の夢は外科医に |
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今考えている、将来の夢はありますか? |
池川) |
将来は外科医になりたいです。 |
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それは立派!きっかけは? |
池川) |
きっかけは受験勉強の息抜きに『ブラックジャック』の本を読んで、人の命を助ける仕事が良いなと思いました。また、父の知人で外科医の先生に、簡単な手術を生で見られる機会があり、それを見てすごく魅力的に感じて。『ドクターX』みたいでした。 |
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へぇ、手術を生で!?それは貴重な体験でしたね。外科医は医者の中でも人の命に一番近い仕事だと思いますから、頑張ってくださいね。 |
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最後にいずみの後輩に向けてメッセージをお願いします。 |
池川) |
他の幼稚園で、一日中遊びっぱなしという所があって、たまにそういう幼稚園に憧れていた時があったのですが、今思うと、やる時はやる、遊ぶときは遊ぶといういずみ幼稚園で私は本当に良かったなと思います。実際に受験勉強では、上手にオンとオフを切り替えることができました。効率良く勉強することができたのも、幼稚園のおかげだと思います。漢文を読んだり、百人一首を覚えたり、大変に感じることもあると思いますが、いずみ幼稚園を信じて頑張って下さい。 |
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今日はどうもありがとうございました。 |
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